介護の仕事に役立つ資格と介護福祉士資格を効率よく取得する方法

介護業界で役立つ資格と、キャリアアップしていくために効率よく資格を取得する方法についてご紹介します。日本の高齢化は予想を上回るようなスピードで進んでいます。高齢化と同時に少子化も進み、人手不足の状態が続く介護業界。介護業界では、このような理由から常に人材を探しており、業界未経験者であっても実務経験を積みながらキャリアアップできる土壌が整っています。

メインとなる介護の資格

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介護業界で役立つ資格と言っても、メインとなる資格は5つです。これらの資格が介護業界におけるキャリアアップに大きな役割を果たします。まずはこれら5つの介護資格についてご紹介しましょう。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護の世界の入口になる資格です。基礎的な介護の知識や技術を備えていることを証明することのできる資格ですので、介護業界でのキャリアアップを目指すなら、必ず取得しておきましょう。介護職員初任者研修は、各自治体が指定する養成機関が実施する講座を全課程受講し、筆記試験に合格することで取得できる資格です。講座では講義と演習があり、講義では介護の基礎知識、演習では身体介護(入浴や排泄介助など)、また、日常の生活援助(掃除や洗濯など)について学びます。介護職員初任者研修は、受講にあたり特に必要な資格や条件はないため、誰でも受けることができます。通学講座のほか、通信・通学併用型の講座もあります。介護職員初任者研修は、介護の世界の入口であると共に、自宅での介護にも役立ちます。介護未経験の方で、在宅介護を始めようという方も、この資格をとることで基本的な介護について身につけることができます。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修から一歩ステップアップした資格です。この資格を取得することで「痰吸引」などの医療ケアの方法を身につけることが可能で、さらに「サービス提供責任者」になることが可能になります。介護業界でキャリアアップするには、介護福祉士実務者研修の資格取得は必須です。なぜなら、この資格を得ないことには、国家資格の介護福祉士の受験資格を得ることができないからです。介護職員実務者研修は、講座を受けるだけで取得することが可能です。介護職員初任者研修同様、誰でも受講することができます。すでに介護職員初任者研修の資格を持っている場合は、一部の科目が免除されます。通学型の講座のほか、通学・通信の併用講座を受講して資格を得ることも可能です。

介護福祉士

介護福祉士の資格は、介護の世界ではただ一つの国家資格です。介護を担当する仕事としては、もっとも上のランクの資格になるため、難易度は比較的高くなります。介護福祉士になるには、複数の道のりがありますが、どれを選ぶにしても、資格取得まである程度の時間がかかります。養成施設や福祉系の高校に通うほかに、介護施設で実務経験を積みながら資格取得を目指す方法があります。
介護施設で実務経験を積みながら資格取得を目指す場合は、介護の知識、技術、行動力や判断力が、介護を受ける方の生活の理解と共に必要とされます。試験においては認知症、心身の仕組み、コミュニケーションなどについて、その理解度が試されます。
受験資格は、「介護職員実務者研修の修了」と「3年以上の介護業務の実務経験」、もしくは「養成施設や福祉系高校の卒業」となっています。
「介護福祉士実務者研修の修了」と「介護福祉士の国家試験対策」をセットにした講座や、国家試験対策のみの通信講座もあります。

ケアマネジャー

ケアマネジャーは、正式には「介護支援員」と呼ばれ、介護保険制度によりその身分が定められています。介護を必要とする方が、適切な介護サービスを受けられるよう、「ケアプラン」と呼ばれる今後の介護スケジュールを作成します。
ケアマネジャーの仕事はそれだけではありません。介護サービスを受ける方と介護サービス事業所、また自治体など、関連する各所と連携・調整を行う役割も担っています。そのため、介護に関する幅広い知識が必要となり、受験に際しても実務経験を必要とする専門的資格です。
ケアマネジャーの試験は「介護支援専門員実務研修受講試験」と呼ばれるもので、各自治体が行います。受験には、介護福祉士など特定の国家資格を持ち、さらに5年以上の実務経験が必要となります。この受験資格を見ても、なかなかハードルの高い資格であることがわかります。
ケアマネジャーは、介護保険とサービスの専門家です。多くの資格専門校が通学型、通信型の講座を開講しています。

介護事務

介護事務は、介護施設のスタッフとして働くために役立つ資格です。経理や事務、PCスキルを学ぶと共に、介護保険の知識も得ることができます。介護事務の資格は民間資格で、「介護事務実務士」「介護事務管理士」「ケアクラーク」「介護報酬請求事務技能検定」など、いくつかの種類がありますが、内容はそれほど変わりません。学習も短時間で済み、働きながら、また家事と両立しながら資格取得を目指すことも十分に可能です。介護施設だけではなく、福祉施設や医療機関においても通用する資格ですので、事務職として介護関連の仕事をするのであれば、取得しておいても無駄にならない資格だと言えます。

そのほかの介護の資格

そのほかにも介護関連の資格はあります。ひじょうに専門性の強い資格がほとんどですが、かんたんに取得することが可能なものもあります。

・福祉用具専門相談員
福祉用具専門相談員は、介護が必要な方やその家族に対し、住宅の環境、身体の状況にマッチした福祉用具の揃え方、使用法などをアドバイスする専門的な資格です。福祉用具のレンタル事業においては、事業所に必ず配置しなければならないことになっています。福祉用具専門相談員の資格は、厚生労働大臣指定の講習を受けることで取得します。
・喀痰吸引等研修
喀痰吸引(かくたんきゅういん)等研修は、口腔内や鼻腔内の痰吸引、胃ろうや腸ろうなどを行うことのできる研修で、基本・実地の両研修を修了すれば、医師の指示でこれらの作業ができるようになります。
・レクリエーション介護士
レクリエーション介護士は、高齢者施設などにおいて、サービス利用者に生きがいを感じてもらうためのレクリエーションやコミュニケーションを行う能力を身につけるための資格です。

介護福祉士資格を効率よく取得する方法

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介護福祉士の資格は、ご紹介してきた介護の資格の中でも、介護業界内でのキャリアアップを考えるのであれば、必ず取得しなければならない資格です。この介護福祉士の資格取得には、大まかに3通りのコースがあることはご紹介しましたが、その中でももっとも効率よく取得できるのは、実務経験を積む方法です。

① 介護職員初任者研修の取得

介護職の入口となる、介護職員初任者研修を修了します。

② 介護施設に就職

介護施設に就職して、現場で介護の経験を積みます。

③ 介護福祉実務者研修の取得

介護現場で働きながら、介護福祉実務者研修を修了します。

④ 介護福祉士国家試験を受験

その後、3年以上の実務経験を積んで、国家試験を受験します。

この流れが、介護福祉士の資格取得方法としては、もっとも効率的です。
介護の業界で働くにあたり、まず目標とすべき資格は、やはり介護福祉士です。介護福祉士は国家資格ですので、それなりに高い難易度ですが、この資格を得ることで、さらなる上級資格へのステップアップの道が広がります。